ローマの休日、パンチドランクラブ、拳銃魔、ブレッソン版白夜、に並ぶ恋愛映画。
めちゃくちゃ素敵。
めっちゃ良い。
あーやば。
然るべき時に出会った2人がおりなす超自然的な調和と、それによって訪れる今までの世界の崩壊。しかし、やっぱり愛の中間地帯には超えられない境界線があり、結局はそれぞれ自分の世界で生きていかなければならない(その限界に挑戦するのが、「愛のコリーダ」とか「BUG」とか)。
その物語を、児童ポルノとトロール伝説、スウェーデン・フィンランド間の国境警備、ドッグショートレーナー、養子縁組問題とどう絡めて行き、どう着地させるのか？
こんなに挑戦的な脚本で、なぜ映画が支離滅裂になっていないのかがちょっとわからない。
めちゃくちゃ良い。うわー良い。
不穏な所はちゃんと不穏なのも百点。
