ボーダー 二つの世界の作品情報・感想・評価・動画配信

「ボーダー 二つの世界」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

ファンタジーなようで、誰にとっても身近な血(生まれ)と環境や、差別について語られています。
差別撤廃を目指すスウェーデンならではの内容なんでしょうか。

みにくいアヒルの子(デンマーク)の現代版ですね!
ひろこ

ひろこの感想・評価

3.9
ひっさしぶりに強烈映画観てしまった。グロでもなんでもどんとこい!派だけど、何回かオエッてなっちゃった。映画館で観てたら吐いてたな。あぶねえ。内容あんま知らなかったから、あっ、こっち系ですか。っていうちょっと苦手な方向性だったけど考えちゃったなあ。人間ってなんなんだろ。パンチのある女優さんだーと思ったら素顔みて驚き。特殊メイクって凄い
税関で働く真面目で物静かなティナは嗅覚で悪者を見つける能力がある。

どんな臭いがするのだろうか。
酒瓶、児童ポルノのsdカードなど、彼女の才能はそこで遺憾無く発揮されていた。

ボーダーというタイトルから一体なんのボーダーライン?などと思っていたけど、かなり深い内容だった。
ホラーなのかダークファンタジーなのかぞわぞわしながらも見終わった後は「人間とは?」を考えずにはいられない。

以下あらすじ覚書のためネタバレあり↓↓↓↓

























自分の嗅覚を頼りに税関で働くティナ。
彼女の嗅覚は善良そうな男の所持品である携帯に児童ポルノがあることまで突き止める。

そんなティナの前にヴォーレというミステリアスな男性がやってくる。
ヴォーレからも悪い臭いを感じ取ったティナであったが、所持品からは何も見つからなかった為、男性スタッフに頼み身体検査をさせる。

別室から出てきたスタッフはティナに何も見つからなかったことと身体検査はティナがするべきだったと伝える。

何故なら彼には男性器が無く女性器があったからだと。

体格も大きく無精髭を蓄えたヴォーレにティナは悪いことをしたと素直に謝る。


その後もヴォーレとティナは度々顔を合わせる。

ティナには共に暮らしているローランドという男性がいたが、恋人というわけでも無くティナ自身父親には「1人で暮らしたくないから一緒にいるだけ」と説明している。


ティナの家族は施設に入所している父親だけ。家にはローランドの飼う大型犬もいるが常にティナは吠えられているしローランドとも決して良好な関係とは言えない。


次第にヴォーレに惹かれていくティナはヴォーレを自分の家に住まわせることにした。



ある日ヴォーレと共に森に入ったティナはヴォーレから自分達(ヴォーレとティナ)は人間ではなくトロールだと告白される。

トロールは人間とは逆の性器があることやティナに尻尾の跡があることなどを告げられ初めは戸惑ったティナだったが、周りに馴染めず人と違うことに思い悩み続けていたティナはそんな違和感から解放されてヴォーレと交わる。

ちなみにこのシーン、思いっきりぼかしが入っているのでティナに男性器があることやヴォーレにはそれがないことなど全く分からず、2人の動きからそれを察することしかでしない。


ヴォーレとの関係を築きながら仕事では警察の要請で児童ポルノ摘発の要請を受けていた。

ここでもティナの嗅覚を頼りに児童ポルノ犯罪者を逮捕するまでに至る。
しかし、一体どこでポルノとして扱う子供(おそらく赤ちゃん)を手に入れているのか分からずじまいだった。

が、またしてもティナの嗅覚にてヴォーレがこの件に絡んでいることを突き止める。


ヴォーレは定期的に自らの身体からヒイシットと呼ばれる人間の赤ちゃんに似た生き物を産み落としていた。それは人間の赤ちゃんによく似ているが、ぶよぶよとして頭が大きい割に手足は未熟に見え、細く小さい。

ヴォーレは人の目を盗みながら目星をつけた赤ちゃんをヒイシットと入れ替え、その赤ちゃんを犯罪者に売り渡していたのだった。


その事実を知ったティナは激昂してヴォーレを責める。
ヴォーレは先祖の代から人間には虐げられてきたのでその復讐をしている、人間が破滅するのを促しているんだと悪びれる様子もなくティナに告げ、ティナにも自分と共にトロールとして暮らそうと言うのだった。



そんなことがあった後ティナの友人宅に救急車が止まっているのを発見し、覗いてみると「郵便を取りに行って戻っただけなのに自分の赤ちゃんが…」と憔悴しきった友人と救急隊員に囲まれたヒイシットによく似た赤ちゃんがいたのだった。


ショックを受け自宅へ帰ったティナはヴォーレからの置き手紙を見つける。

「君は人間ではない。フェリーで会わない?」




ティナはフェリーでヴォーレと再会する。

ヴォーレはティナが来てくれたことを喜び人間に復讐することや共に種を残し繁栄を遂げようとティナを誘う。

しかしティナは


残酷であることに意味を見出せない。
人を傷つけたくない。

…これって人間っぽい…?と伝える。



そこで隠れていた警察にヴォーレは取り押さえられるが間一髪で海へ飛び込み逃亡してしまったのだった。



ティナが家へ戻ると施設にいるはずの父親がティナを待っていた。

ティナの生い立ちを話しに来たのだった。
父親はトロールたちを収容する施設で働いていた。そこでの扱いは酷いものだったと。

そしてティナの実際の両親からティナを預かることになったと。




数日後ティナの家の前に小包が置かれていた。

箱を開けてみると尻尾の生えたトロールの赤ちゃんがいたのだった。


戸惑いつつ抱き上げるティナが少しだけ微笑んで物語は終わる。




人間として育ったティナと人間を敵対視して育ったヴォーレ。

人間側にいたティナは人を傷つけたくは無いし残酷さに意味など持ちたくないのだ。



これ、人間って社会が作るって話しをしてる、というか人たるや、人とはって話なんじゃないかなぁと。

このレビューはネタバレを含みます

最終的にヒロインが人間世界に戻ってしまうバージョンのシェイプオブウォーター。
代わりに、ヒロインには2人の間に生まれた子供が残される。


登場人物の関係を表すのに食事シーンが効果的に使われていて面白い。

・冒頭のシーン、1人虫を手に乗せて見つめるティーナ。何もせず虫を地面に戻す。
・ローランドと2人での食事は、ガツガツと食べるローランドに対して、ティーナは不味そうにパスタをかき混ぜるのみ。
・ティーナが病院にいる父のためにタバコを買っていく。本来は禁止されているだろうタバコをもらい旨そう吸う父。
・ヴォーレに勧められ、初めて虫を口に入れるティーナ。戸惑いながらも笑みを浮かべる。
・ティーナは1人でも山を這い回り虫を食べるようになる。家(人間界)を歩く時も背が丸まり常に鼻息とうなりが混じる。
・ヴォーレ、ティーナ、ローランドの3人で食卓を囲む。ヴォーレとティーナは旨そうにエスカルゴをすすり、肩身の狭そうなローランド。会話もヴォーレが主導して進めていく。この食卓では完全に人間とトロルの人数比とパワーバランスが逆転してしまっている。
・父から自分の出生の秘密を聞き、激奮するティーナ。父に用意されたピザを離れた卓に置き、立ち去る。
・ティーナはぐずる赤ん坊に虫を食べさせ、愛しげに微笑みかける。

虫を食べるシーン、ラブシーン、赤ん坊などのビジュアルが、すっごいキモいのにキモすぎない。
自然で美しく、愛らしくも見える絶妙なバランス。
これがもうちょいキモかったら、同じストーリーでも感情移入ができなくなってしまうと思う。
いやまあキモいけどね。
食事しながらは絶対に見られない映画だと思いました。

鼻をうごめかし、唸り、噛み付くようなキスをし、なんとも言えない表情で二つの世界に引き裂かれるティーナの顔芸が圧巻。
18キロの増量、犬の真似、4時間かかる特殊メイクをして役作りをしたそう。
特殊メイクなしだとまるで別人の美しい方で、度肝を抜かれた。
k

kの感想・評価

4.3
あらすじをしっかり読まずに見始め、顔が特徴的な主人公だなぁとしか思っていなかったので事情が分かっていくに連れかなり引き込まれた

人生に絶望した様な、いつも寂しそうなティナ。
大自然の中を走るシーンは生き生きとして、新しい自分の生き方を見つけた喜びに溢れていた

大自然に動物が沢山出てきて癒される
にゃる

にゃるの感想・評価

2.9
想像と全然違う展開でした。
勝手にホラーだと思い込んでしまった。

トロルとは?
人間とは?
理解するのは難しい映画でした。
考察読んで少し理解できたかな。

ヒモのような同居人は必要だったのか、、、
ぐぅ

ぐぅの感想・評価

3.2
プライムにて。2021年116本目。
いやー、なんて言うか…この世界は初めての感じ。トロル?そうなのか。何とも評価し辛い。面白いとかって感じではなく、終始薄暗くて、パッとしないんだけど、他にはないオリジナリティがある…そんな映画でした。
wanda

wandaの感想・評価

3.2
ぜんぜん好みの映画じゃないのだけど、不思議なセンスにおったまげ。そうか、これが北欧クオリティ…?
ファンタジーですけど、いろいろと自分を試されているような衝撃的なシーンもあり、それを「グロい」と感じてしまったのは私が「人間」だからでしょうか…
逆に「人間」以外の動物から見たら、我々の行動はグロいし身勝手なのだと思います。
言わずもがな、タイトルはいろんな境界線を意味しているけど、そんな中で主人公が自分の居場所や存在を再構築する話、彼女の新たな未来(希望)、と私は受け止めました。が、ストレートに分かりやすくないので、制作者が真に伝えたいことを私は理解していないおそれあり。見るというより、感じるタイプの映画。この不思議な空気感が、北欧クオリティ…?(再び謎)


101
りこ

りこの感想・評価

3.3
終始ものすごく気味が悪い。
でも彼らが人間にされたことは、かわいそうという言葉ですまされないと思った。
彼らの立場になったとき私もそうすると思った。憎まれるようなことをした人間が悪い、私はすごくそう思う。だから人間が彼らを捕まえて処罰するのはおかしいと感じた。犯罪よりも最低なことをしてきたのは人間である。
この映画は、人間がどの動物よりも知性を持っているからって、なんでもしていいとは限らないと訴えているように思えた。私は、同じ動物として動物同士お互いに尊重してい生きていけたらいいなと思う。
てた

てたの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

女優が一人で演じ分けてるってこと含めてめっちゃ怖いわ。
結局、すり替えて連れてきた人間の子供を児ポ用に売り払うトロルってことでいいんだよね?
にしてもメイクがすごいこと
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