どうせまた、虐げられる者たちを描く映画だろうと思っていた。
まさか、性的、民族的な「アイデンティティ」に切り込む作品だとは。
自分が何者かを悩み追い求めながら、選択する。「日本は単一民族国家だ」と言う人がいるけれど、そんなこと言ってたらもう生きていけないよ…?笑
各々規模や程度に差はあれど、「アイデンティティ」を選ぶことの重要さと難しさ、そして異なる「アイデンティティ」をもつ者同士の排斥の虚しさについて、改めて一石を投じる作品。
さっきから散々言っている「アイデンティティ」という観点では、日本より北欧の方が圧倒的に洗練された作品を作れることがわかった。