破天荒グランマの遺言。
"この世で知っておくべきこと。誰も教えちゃくれないよ。"
"私にも度胸があれば…"
"上手なアレの舐め方を覚えな。"
この一言が、ジェイミー16歳の夏を、素晴らしい一生ものの夏にしてくれる。
男子目線のこの年齢の拗らせ系は、数多く触れてきたけど。女子目線の作品は、あまり観てこなかったので。新鮮な感じがしたよね。あと、女子の秘事を観察している様で…些かの後ろめたさがあるよねん。
恋に堕ちた時の感覚や親への抵抗に、男女の差異は大きくは無い様に感じたけど。目線が変わるだけで、ドキドキ感とワクワク感がちゃうよねん。
女子のが大人びてると思ってたけど、案外…考えてることは一緒なんやん。もっと、若かりし頃に知っておきたかったぜぇい〜こんちきしょうっ。
ジェイミーが受けた洗礼は、彼女を何処へ導くのか。天国か、それとも地獄か。
個性的な親族に囲まれながら、恋に堕ちた夏。数年はトラウマになりそうな夏。
グランマの一言がなければ、ただのひと夏だったのかもしれない。
恋をして、女子から女性の階段を登っていくのかな。
オーランド・ブルーム様に見つめられながら抱く、ジェイミーの妄想がね。なんとも可愛いらしいのよん。
それらを主演のキングちゃんが、繊細な表情で好演してはるのん。小悪魔系の服装やメイクもいいよねん。
お胸の迫力もグレイテストでしたわぁ。
ジェイミーが恋したルークが、個人的にはタイプやなかったよねん。あぁいう、女性に対してルーズな輩は好かんよね。
人の恋心を軽視してんちゃうぞぉ〜いっ!!って、なるよね。
まぁでも、ちょっと惹かれる理由も分からんではないのよね…。パッと見の大人っぽい態度とかに、魅力を感じたりするもんなぁ〜。若い頃は特にね。
あと、親戚の男の子が可愛いかったよね。どんだけ、車を盗み乗りすんね〜ん!!!取り敢えず、早く免許取れたらいいね。あと、グランマの言葉なんか気にしたあかんえ。君は君の感覚を大切にするやでぇ。
16歳ならではの、匙やなくてカップでいきよったなってくらいの酸味が可愛いらしくもあり。その制御不能な衝動に、心中をお察ししてまうよねぇ。
顔をから火が出る様な思い出も。
大人になった時にふと感じるんだろうね。あの夏は素晴らしかったんだと。
だって、あんなに恋をしてたんだもの。
ギブスをするなら、パープルでお願いしまっス。
Cast(役者·キャラ) 4
Story(物語) 3.5
Architecture(構成) 3.5
Picture(画) 4
Acoustic (音) 4
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