このレビューはネタバレを含みます
映像の美しさとバトルシーンの迫力はさすがufotable。
結構期待してたんたけどなぁ…
今作の内容は「悪い子になった桜がもっと悪い子を誕生させようとしてるから、士郞が命がけでそれを止めて桜も救う」だけ。
内容なんてあって無いようなものなのは最初から分かってたからよい。闘いに臨む士郞の覚悟と痛みをどう演出するか、そこが見所なので期待してたけどそこを全く描ききれていない。
バトルシーン以外では意味のない長回しと、変にシリアスにしたいのか音楽を悪い意味で挿入しないから中だるみがすごい。
どんな殴り合いになるか楽しみにしてたらシュールな殴り合いでテンション下がった綺礼との最終決戦の途中では、退屈な殴り合いに水を差すような臓硯の回想シーン。
よい意味でグロい話で泥まみれになってこそ、最期のイリヤのシーンが輝くはずなのに、全体的にキレイにまとまりすぎていたので、逆に不快になってしまいました。
映像の綺麗さと、エミヤの「ついてこれるか」と処刑用BGMが流れたところはやはり素晴らしかった。