場末の工場でくたびれたおっさんおばさんがラブドールを作っているという下世話感満載の始まりからこんなキレイな話になるとは思わなかった。
高橋一生目当てなのか客の大半が女性だったので、これ映画じゃなくテレビだったらこの女性たちは開始5分でチャンネル変えるぞと思ったよ。
そこを中盤、終盤へとつなげて引き込んでいく構成とシナリオがすごかった。瀧さん出てるというだけでお蔵入りにしないでくれて本当に良かった。
きたろうさんがなぜ死んだのかと、中盤見ていたテレビ番組で紹介されていた夕陽スポットがラストシーンの場所ならズバッと決まったのになーというところが惜しい。
あと20代設定と思われる箇所にこの二人はキツい。高橋さんはいい具合にイケメンのままオジサンになってきているんだから、この役はミスキャストかと。濡れ場やれる20代いなかったのかな。
第2の地元・京成立石駅がまた映画に！ あの階段よく使われるなぁ。ここでの告白シーン「僕と1回だけ付き合ってみませんか」だったら楽しめたんだけどなぁ。笑
高橋さんが三浦透子さんと出てきたラブホは錦糸町のグランスカイだね。駅から離れているけどかなりキレイなホテル。
事前に見ていた予告ストーリーでは秘密を守りながら夫婦の関係を保つハラハラ感かと思ったが、園子は最初から知っていたんだろうなぁと見ながら受けとりました。中盤に明かすから主軸がそこじゃなかったってことですね。
この映画のためにドールを作った人たち本気出しすぎやろ。あれ現存したら500万でも売れるよ。胸は本物の蒼井優より盛ってると思うけど。というか、撮影に使われたドールが少なくともあるわけで、誰がどういうふうに保管しているのだろう。
蒼井さんは旦那さんが変態(キャラ)だから家に1体ぐらいドールがあるんじゃないかな。笑
ドーラーという人たちには僕は今のところ理解ないけど、天涯孤独になったらまさかドールを伴侶にするじいさんになってしまうのかもと思うと怖い。
