タイトルに反して、蓋を開けてみればめちゃくちゃ純愛映画だった。（”きみすい“みたいな）
途中までラブドール職人という特殊な仕事でなくてもこの話は成り立つのでは？どう回収する？と思って見てたけど（園子が浮気して帰ってくる日まで）、あぁ、綺麗に残して欲しいというのはこういうことなのかと綺麗に伏線回収出来た。
セックスしながら「好きだよ。本当に。」と言ってくれる相手はこの世にいそうでなかなかいないのが現実だろう。優しくて料理上手で夫を立ててくれて出来過ぎた嫁だと言う第三者の意見がどれだけあろうとも、「性」の部分は夫婦にしかわからないいわば繊細で壊れてしまいそうなゾーンだ。夫婦にしかわからないからこそ、夫婦でどう向き合い、取り組み、深めていくのかが重要だとこの映画で実感した。
