みやび

マスカレード・ナイトのみやびのネタバレレビュー・内容・結末

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

東野圭吾作品なので期待値高めで観たい気持ちと、前作「マスカレード・ホテル」の感想を踏まえると今回も同じテイストか…?という疑念を抱いたまま鑑賞。

感電死という殺害方法や未解決事件の連続殺人犯という要素は確かに常軌を逸しているが、(個人的には)不特定多数の集団殺害や、誰でも構わないという通り魔のような殺害方法の方がホテルで起きたら怖くない…?という感想。
今回の殺人も怨恨や犯人との関係者が殺されてるのだから、警察サイドが「今夜また誰かが殺されるかもしれない」とあんなにも慌てふためかなくてもいいのでは…?とちょっと思ってしまった(失礼なのは重々承知)

そしてラストクライマックス。演技うんぬんではなく、ごめんなさい、「え〜〜〜そんな理由〜〜〜」という犯人がわかった時のズッコケ感。
どんな理由ではあれ殺人は犯してはいけないのだけど、なぜあのファッション???(理由薄め)あ、けっこう自白しちゃうタイプなんだ???(理由薄め)もちろん妹の仇はとったんだよね???(本作では闇に葬られる)といった次から次へと(個人的には)腑に落ちない描かれ方で、きっと原作ではもっと犯人の心情とか生き方とか性自認とかたくさん描かれていたのだろうなぁと逆に想像力をかき立てられる結果となった。
自供してからは、500人のパーティをわざわざ貸し切ってまで殺したい理由???とさえ思ってしまった。(犯人からしてみればたいそうな理由ではある。)やはり犯人に感情移入出来るまでの人生の描きかたが薄すぎたのかな、、という感想でした。

あと、最初の中村アンさんとキムタクのシーン要る?笑
話の伏線ではあるだろうけども、あの人誰だったの!?というエンディング終わったからモヤる展開へw
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