さー

イン・ザ・ハイツのさーのレビュー・感想・評価

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)
5.0
観賞後すごく胸いっぱいお腹いっぱいになるのに、すぐに最初から見直したくなる中毒性…何をおいても楽曲の素晴らしさが群を抜いている!!!21世紀ブロードウェイ界の至宝、リン=マヌエル・ミランダの天才ぶりが遺憾なく発揮された傑作ラテン・ミュージカル!この映画の曲、あのかき氷売りのおじさんが作ったんだぜ…信じられるかい…

この作品の熱量、メッセージはミュージカルという形式じゃないと伝わらない。キューバやプエルトリコ、ドミニカ共和国から夢の国アメリカへ渡った移民たち。その親世代から子へ、そのまた先の世代へと受け継がれていく夢や希望、そして諦めや絶望…その中で、故国への消えない愛情や、育った街への想いが、詰め込まれすぎてはち切れる。気持ちはずっと38度の猛暑日の中にいるような暑さだった…暑いし熱い。

むちゃくちゃネアカの「RENT」って印象だったから、ミュージカル苦手〜って人にまで勧められる作品じゃないけど、とにかく歌が良いので、歌だけでも聴いてほしいし、ダンスシーンもインド映画かと思うくらい派手だから見てほしい。要はこの映画を見てほしい笑
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