いずぼぺ

イン・ザ・ハイツのいずぼぺのレビュー・感想・評価

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)
3.8
劇場でみればよかった!!激しく後悔。

「ヌエバヨーク」の端っこで、哀しみや怒りを秘めながらにぎやかに逞しく生きるラテン系コミュニティの物語。
パワフルな歌と踊りなのに、流れとバランスがいいのでお腹いっぱい感にならない。
彼らが背負っている文化を反映して、様々なジャンルの音楽が自然に一体化した楽曲が続く。
一口にラテン系といったって、とても多様だ。親戚同士でも見た目も違えば国籍だって違うこともあるだろう。私にはわからなかったが、見る人がみればラテン系あるあるが散りばめられてたのかもね。
移民一世たちは目的も覚悟もはっきりして渡米してるだろうけど、移民二世「ドリーマー」たちは迷子になりがちなのは理解できる。アメリカでの成功や絆を熱く語られながらも、見知らぬ「祖国」への愛を語られて育つ。しんどいだろうね。
「宝くじあったったら」話は世界共通なんだね。ほっこりしちゃった。

アメリカが舞台なのに、誰も悪い人が出てこないストーリーが新鮮でした。
みんな一生懸命生きてる人達ばかりでした。

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