ゴン吉

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明のゴン吉のレビュー・感想・評価

4.1
テレビアニメのアドベンチャーファンタジー「メイドインアビス」の劇場版第三弾。
原作はつくしあきひとのコミック。 

1900年前、南海の孤島で巨大な縦穴が発見され、「アビス」と名付けられる。
アビスには多くの冒険家が訪れ、孤児の少女・リコは少年の姿をしたロボット・レグとともに、アビスの探窟に挑んでいだ。
アビスの深海四層でウサギ姿の獣人ナナチと出会い仲間に加え、深界五層・なきがらの海やってくる。
深界六層への入り口である前線基地(イドフロント)に辿り着くが、そこでレグは管理者の黎明卿(ボンドルド)に研究材料として捕えられ、仮装砲のある右手を切断されてしまう。
一方、リコは前線基地の少女プルシカと仲良くなり、彼女が飼っていたペットのメ―ニャにも懐かれる。
リコはプルシカの手助けにより、レグと逃亡を謀るが.....   

本作での対戦相手はナナチと深い関係があるボンドルド。
彼は子供を研究の実験台として利用する残忍な男で、自分をパパと慕う幼女ですら容赦しない。
倒しても別の人に意識が引き継がれる厄介者。
果たして彼をどのように攻略するのか?
リコ、レグ、ナナチ、プルシカの純真な子供たちとボンドルドの残忍さが対照的に描かれています。
作画よりもストーリーが残酷でR15措定。
それを可愛いキャラクターデザインで上手くバランスをとっています。
本作でも新たな出会いと悲しい別れが待っています。
せつなさと哀しみ。
少女と少年はそれらを乗り越えてさらに旅を続けます。
「この旅の果てに何があるのか今はまだわからない この道の先に何があるのか今はまだわからない 今分かっていることはたった一つ この深淵の奥底で誰が待っているのかということ それが何者であれ進まねばならない 最も暗い闇を越えなければ夜明けはやってこないのだから」
「奈落の底に答えはある!」  

2022.7 BS11、地上波MXTVで鑑賞
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