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ゴーストバスターズ/アフターライフのIdeonのレビュー・感想・評価

3.5
ゴーストバスターズの一員のイゴンは、ニューヨークでの騒動の後、オレゴンの片田舎にこもっていたが、ゴーストとの戦いの最中、命を落としてしまう。娘のキャリーと孫のフィービーがイゴンの遺産整理の為やって来たが、フィービーたちは祖父が片田舎にこもって何をしていたのか知らなかった。ボロ屋の中を探索していたフィービーは、地下室に不思議な装置を発見する。それはゴーストの捕獲装置だった。実は、イゴンは一人、破壊神ゴーザと戦っていたのだ…というお話。
ジェイソン・ライトマン監督によるシリーズ正統の続編。父親のアイバンとの作家性の違いが出ており、ただの馬鹿映画だった旧作より、かなり偏差値が上がった知的な作りになっている。また、旧キャストをオリジナルのまま登場させ、音楽はエルマー・バーンスタインのスコアを使い、イメージを壊さぬように配慮されている。新しいキャストも、フィービー役のマッケナ・グレイスは、イゴン役のハロルド・ライミスを思わせる風貌でよくマッチしている。評判の良かった2016年版に、私は違和感を感じずにはいられなかったが、今作はすんなりと楽しむことができた。
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