感涙。
劇場で鑑賞、マスクが濡れた。
この作品は、シリーズの過去作を愛するファンのために、多くの小技が散りばめられていて、ノスタルジックな雰囲気が満載。
作品の外側でのドラマも泣ける。
・「ゴーストバスターズ」のメンバー役を演じたハロルド・レイミスとビル・マーレイは、20年間も仲違いしたままであったが、兄に促されたビルの訪問で、ハロルドが亡くなる直前に和解。
・本作品の監督・脚本のジェイソン・ライトマンは、「ゴーストバスターズ」を生み出した映画監督アイヴァン・ライトマンの息子で、ジェイソン自身「ゴーストバスターズ2」にも出演してる。
・父アイヴァンに続編製作を促されながらも関わることを避けてきたジェイソンが、亡きハロルドに捧げる形でようやく書き上げた本作品の脚本を読んだアイヴァンは泣いたと言う話。
・父アイヴァンが本作の大ヒットを見届けるように公開後亡くなる。
諸々の背景を踏まえて本作を観ると、あのラストシーンがより一層格別なものになる。
若いキャストたちはとってもキュート。
科学大好きな主人公フィービーを演じたマッケンナ・グレイスは、既にキャリア10年のベテランでこの作品のエンドクレジットで流れる格調高い「Haunted House」は、彼女自身が作詞と歌を担当してると知ってびっくり。フィービーの兄トレヴァーを演じたフィン・ウルフハードは、Netflixの大ヒットドラマ「ストレンジャー・シングス」の主役の一人が成長して身長178センチ。若くないけど「アントマン」のポール・ラッドが冴えない教師ゲイリー・グルーバーソンを演じてるが、本当に冴えないと思えるから凄い。
気になるところもいくつか・・・
回収されるゴーストとされないゴーストの存在は矛盾しないのか？。本当は愛していたんだよと言う有りがちな家族愛は、見せ方もう少し工夫した方が良いと思う。あと、余りにも田舎で起きたことだからか、今時の映画やTVドラマと比べても世界観が小さく見えてしまうことがちょっと残念。（でも、そんなことは結局、どうでもよくなる！）
より楽しみたいなら復習（予習？）必須ですが、多過ぎて辿り着けないスパイダーマンやマトリックスより、オリジナル作品の1作目のみで済むので、コスパは最高です。
