南森まち

ゴーストバスターズ/アフターライフの南森まちのレビュー・感想・評価

3.1
ゴースト騒動から数十年後。とある少女は母と兄と共に、祖父の遺した田舎の家に引っ越すのだが…というお話。

新主人公チームは明るく、特に主人公のメカオタク少女が魅力的。しかし、ストーリーは大昔に閉じ込められていたゴーストを復活させてしまうという、ベタでありきたりの展開で、目新しさは最後までなかった。まさに80年代の映画…。

懐かしのゴーストレーダーやバスターズ車両のギミックなど懐かしいモノは出てくるが、もっとオールドファンへのサービスの多い『トップガンマーヴェリック』のような作品であってほしかった。
ついぞそんな展開にならないので諦めていたら、最後の最後に結局…。

彼らが美味しいところを半端に持って行かせたせいで、主人公チームの影が最後に薄くなって非常に残念。
結局のところ、前作に馴染みがない人にとっても、前作に愛着がある人にとっても不満の残る作品になってしまったと思う。

さらに、エンドクレジットの後に前作の伏線の回収をやるんだけれど、それをやるなら映画の冒頭に出してほしかった。
今どきエンドクレジットを全部見る客ばかりだと思うなよ…。しかも何十年越しの伏線回収だよ!覚えてない!