言わずと知れた80sコメディ「ゴーストバスターズ」シリーズのその後を描いた続編で監督は1・2作目を手掛けたアイヴァン・ライトマンの息子のジェイソン・ライトマン。
中盤までは良く言えば丁寧に、悪く言えばゆっくりと主人公達がゴーストバスターズだった祖父の遺品や意思を引き継ぐまでを描いており少々テンポが悪いかも。また、今までがNYの人々を助け支持を集め応援を受ける中街の危機を救っていたのに対し、世界の危機といえどオクラホマの片田舎で特に住民との交流や危機を描かず祖父に対する誤解を解くこともなく小規模な戦いに終始していたのは盛り上がりに欠けました。しかし孫世代がメインになったことでジュブナイル要素は充実し、母は亡き父の本当の姿を知る展開は王道ながらファンが待ち望んでいたものであり、お馴染みのあの人達やゴーストという設定を活かしたあの人の登場は想像通りながら感動的。
小さくなったマシュマロマンも良いですが、金属を食べるゴーストの活かし方にちょっと感心しました。「ストレンジャー・シングス」でもハロウィンの際ゴーストバスターズのコスプレをしていたフィン・ウルフハードも出演し本当にあの衣装を着る所も地味に注目。