このレビューはネタバレを含みます
原作は知らずに見ました。
複雑な問題だらけの今の時代って、きっと誰もが心に傷や不安を抱えてるんだと思います。
そして、自分の心と体だけでは乗り越えられない問題に直面してしまった時、人は壊れたようになってしまう。
ただ、誰も壊れたくてそうなった訳ではなく、何故そうなったのか、理由に目を向け考えてみて・・と促される作品でした。
ただひたすらに、小松菜奈演じる由紀の身に起こる事が辛すぎる・・
秀丸の行為は許される事ではないけれど、由紀を救う為にはそれしかなかったのだと思う。
由紀を生かす為に・立ち上がらせる為に・・
『一生懸命・・待ちます』
待ってくれている人がいる事で、今度は秀丸が文字通り自分の脚で立ち上がろうとするラストシーンが、とても感動的でした。