笑福亭鶴瓶さん、綾野剛さん、小松菜奈さん、三人の演技が上手い!もともと好きな役者さんなので、期待して観ましたが、期待以上でした。
冒頭は衝撃的、中盤やや胸糞展開もありますが、終盤はちょっといい話でした。
『カッコーの巣の上で』『17歳のカルテ』と観てきましたが、この作品も精神科病院もの。薬を配るお約束のシーン、ありましたね(笑)
色々な感情を持った人がいて、ふれあいもあり、いざこざもあり...そして社会から隔絶されていることの悲しさ...社会復帰の難しさ...を感じました。
邦画なので心の動きも分かりやすかったですが、三人以外の登場人物、特に渋川清彦さん演じる重宗の設定が分かりにくかったのが残念でした。
原作未読。帚木蓬生さんの小説『閉鎖病棟』読んでみようかな。
小松菜奈さんの映画はよく観てるんですが、一つ前に観た『ぼくは明日、昨日の君とデートする』とは全然違って『溺れるナイフ』を思い出させる役でしたね。正直、こういう役は観ていてもきついな~と感じてしまいました。
鶴瓶さんの作品は、初めて観ましたが、凄い惹き付けられる演技ですね。他の作品も観たくなりました。
綾野剛さんは、こういういい人だけどダメな人の役、上手いですね~。
今後も三人の映画は観ていきたいと思える演技でした。