クリストフォルー

シー・ラヴズ・ミーのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

シー・ラヴズ・ミー(2016年製作の映画)
3.7
日本では、ジミー・ステュアート主演のエルンスト・ルビッチのコメディ映画「街角 桃色(ピンク)の店」で知られている戯曲(「ユー・ガット・メール」の原作)が、ブロードウェイでミュージカル化されたもの。白人以外は異人種もLGBTも出てこないのが、逆に新しく感じるくらいだが、舞台設定はWWⅡ前のプラハ(チェコ)らしい。
映画館で観た時は、まずはジェーン・クラコウスキー(『アリー・myラブ』)に目が行ったが、トニー賞俳優だけに見事な動きと体幹(もちろん歌も)。ザカリー・リーヴァイ(「シャザム」)は、映画以上にデカく感じた。ヒロインのローラ・ベナンティが吉田羊、社長のバイロン・ジェニングスが宍戸錠に見えるのが可笑しかったが、出演者が皆、鍛え上げられたミュージカル俳優らしさで魅せてくれて、あっという間の130分。よくも悪くも、時代に媚びないブロードウェイの王道なんでしょうな。
クリストフォルー

クリストフォルー