宗教映画、新興宗教系ホラーかと思ったらちゃんと宗教映画で、でもかと言って事前知識網羅してる必要はなくて、キリスト教、仏教を最低限、あとはヘロデ王の幼児虐殺(サロメとか)を少し知ってると話がわかりやすいかも。
というか逆にそれだけ知ってたら大丈夫。
蛇は誰なのか、一貫して考えるわけだけど、女の子は死ななくて良くない?それまで家族に忌み嫌われて生活させられていて、「その時」がきたから、騙された哀れな非行少年に、赦しや、癒しをやる聖母として現世に復活するのは、キリストの暗喩なのはわかるけど女でやるなよ…そこはキモすぎるだろ
女の子の人間としての矜持はどこに行った、行かされたわけ?と思うわ
まあそれ以外は概ね良かった。アジア圏のホラーや宗教、通ずるところがポイントで必ずあって、レヴィストロウスの凄さを感じたし、比較構造学もう少し学んでみたくなった。
知識欲が満たされる映画だった!
女の子が本物の神になってこの世界で、幸せになって欲しかったな…