あまり期待せず見たのですが、予想外に良かったです。
微妙な感情の描き方がすごくリアルで、否応なく引き込まれました。
わりとゆったりした時間の流れや展開の仕方も、私の好みで、かといってフランス映画のような分かりにくい描写もなく、見やすかったです。
大伴は流されすぎでしたが、大倉君の控えめな演技が絶妙で逆に何だかリアルでした。
この映画を見て、初めて大倉君の存在を知ったのですが、さりげない演技がとても上手で、俳優として本当に魅力的だなあと思いました。
成田さんの目の演技からは一途な思いが伝わってきて、胸が苦しかったです。
そして、お二人の役者魂には頭が下がりますし、二人共本当に美しかったです。
原作も読んでみようと思いました。