同性愛を描いた映画なのですが
ただそれだけではなくて
ある意味正当な恋愛映画です。
主人公は言ってしまえばクズで
本当に最低な人間なのですが
劇中今ケ瀬が言うように
好きの理由は見た目が良いとか
自分にいい思いをさせてくれるとか
そんなものだけじゃないのは
これまでの経験で誰にでも
思い当たる節があるのではないか。
台詞が少ない映画ですし
登場人物の心情はほとんど全て
役者の視線や仕草から
読み取らなければならない。
だけどだからこそ
自分に当てはめてしまって
自分の心に重く響いてきました。
原作ファンの方からすれば
思うところがあるのでしょうが
自分にとってはお気に入りの映画の
ひとつになりました。
時間があればもう一度見に行きます。