唯織

窮鼠はチーズの夢を見るの唯織のレビュー・感想・評価

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)
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同性愛を描いた映画なのですが
ただそれだけではなくて
ある意味正当な恋愛映画です。

主人公は言ってしまえばクズで
本当に最低な人間なのですが
劇中今ケ瀬が言うように
好きの理由は見た目が良いとか
自分にいい思いをさせてくれるとか
そんなものだけじゃないのは
これまでの経験で誰にでも
思い当たる節があるのではないか。

台詞が少ない映画ですし
登場人物の心情はほとんど全て
役者の視線や仕草から
読み取らなければならない。
だけどだからこそ
自分に当てはめてしまって
自分の心に重く響いてきました。

原作ファンの方からすれば
思うところがあるのでしょうが
自分にとってはお気に入りの映画の
ひとつになりました。
時間があればもう一度見に行きます。
唯織

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