真一

フォードvsフェラーリの真一のレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
2.0
 自分のような車🚗音痴でも、ひょっとしたらレース🏁の魅力に目覚めるのではないかと期待し、150分間にわたり画面をジーッとみていたけど、アドレナリン🔥が出るようなシーンがほとんどなく、ダメでした。平凡なカメラワーク。感情移入できない薄味の登場人物たち。判然としないテーマ。残念な作品🎬️です😰

 舞台は1960年初頭の米国🇺🇸。F1とは縁遠い自動車最大手のフォード🚘️が、F1最強のイタリア🇮🇹フェラーリ🏎️に勝負を挑む。そして、フォード🚘️に雇われた主人公チーム👥(マット・デイモン、クリスチャン・ベイル)が、同社の企業体質に辟易としながらも成果を出していくという、ありふれたストーリーだ。

 レースは、既視感がある場面ばかりでがっかり😵極限まで加速するシーンでも、同じアングルからベイル👨の顔を撮影するだけ。退屈した。決戦の舞台「ル・マン」にチームが乗り込む場面でも、高揚感は伝わってこなかった。

 焼け焦げるエンジンや、白煙を上げるタイヤの激撮もなし。名作「セッション」のドラム🥁演奏シーンのような、狂気を感じさせるレースを楽しみにしていたが、空振りでした。よほどのカーマニアでないと、この長編映画🎦に入り込むのは難しいと思います。お勧めしません。
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