このレビューはネタバレを含みます
"何をしたいか知っている者は幸せだ。仕事が苦にならない。彼らはすべきことを見つける。それの虜となり成功するまでとことん進む。"
フォードの商業主義的過ぎる行動が目に余るという印象。見終わったあとも胸糞悪く、消化しきれないもやもやが残ったままだった。二人の友情で浄化されるかと思ったが足りなかった。
フェラーリの車のデザインとフォードのものを比べると性格が出ていて面白かった。
個人的には性能が良ければよく、男の荒々しさ、無骨さが滲み出ているフォードよりも洗練され、SFの宇宙船かと思うほどの未来的なデザインのフェラーリの方が好みだった。
また、レースに勝つためだけに(フォードはあくまで商売のためだが)大金や時間、科学的知識をかけてギリギリまで性能を上げるというのは見ていてワクワクした。
こんな世界があると知れてよかった。