丁寧に作られた重厚な映画だった。とはいえ、そんなに自分は車好きでもないし退屈といえば退屈だった。映画館で観た方が満足度高い作品だなと思った。退屈だけど良い映画なのは画面からビシビシ伝わってくるので最後まで飽きなく見れた。近年の映画にしてはポリコレに全く配慮していなく、そういえば黒人が全く出てこなかったな。それが逆に新鮮で、ストーリー的にも80年代、90年代の脂っこい映画を現代のクオリティで作った感じで自分は好きだった。結構不安を煽るフラグを立ててくるのも上手いなと思った。昔の映画っぽく白人主人公が勝利してハッピーエンドという単純な話というより、組織と個人という実にアメリカっぽいテーマが最後まで面白く描かれていて良かった。