てるる

フォードvsフェラーリのてるるのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.3
好きな俳優ベスト5に入るクリスチャン・ベイル!
彼の演技が評判良かったので楽しみにしてたので初日行ってきた!

結論から言うと最高です。
偏屈だけど車に対する知識や技術、そして愛情だけはずば抜けてる男ケン・マイルズ。
彼の妻や息子に向ける優しい眼差しと運転中の顔つきが変わるのが素晴らしい。

演説で名前呼ばれなくて拗ねちゃうケン。
その後に車見せられて子供みたいに夢中になっちゃうの可愛すぎかw

ケンとシェルビーの昭和のヤンキーみたいな拳で語り合う場面にニヤニヤ。
それを見守る奥さんにもニヤニヤ。

フォード内の理解者のジョン・バーンサルや、脇を固めるスタッフ達が好き。

そして男達のアツい友情に胸打たれる。
敵はライバルのフェラーリだけじゃなくて内部にもいる。
イライラさせられるけど、そこがまたストーリーを盛り上げてくれる。
ラストはホント切なくなった。

車にもレースにも一切興味ないけど、見せ方も上手い。
故障やクラッシュなどに恐れ戦き、7000回転の境界にドキドキワクワク。

フォードとフェラーリにこんな対決があったことも知らなかったし、ケンやシェルビーのことも全く知らなかった。
知れて良かった。

もしこれでクリスチャン・ベイルが好きになったら、「3時10分、決断のとき」と「荒野の誓い」は絶対観て欲しい!
彼の抑えた演技が素晴らしいし、作品としても素晴らしい出来なので!
てるる

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