KeiRalph

フォードvsフェラーリのKeiRalphのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
3.9
車(特に旧車)好きはマストだし、古き好き漢の世界を堪能したければ尚マスト。電気とか自動運転とか、女々しい性能がもてはやされる社会なんかなんか、クソだ!V8!V8!

性能を優先するフェラーリと、沢山売る事を重視するフォード、同じクルマでも同じなのはタイヤが4つあるくらい水とアブラの会社同士、資金力にものを言わせて技術買収しようとしたフォードでしたが、それこそ跳ね馬に後ろ足蹴られて破談に。なら自力でフェラーリに勝ったるわい!と専門チームを組んだ所から始まるど根性物語。

時代は60年代、どこを切り取っても予算度外視、スペック優先なドンブリ勘定感溢れる良い時代ですから、みみっちい事気にしない時代の話は景気良くて最高です。

ル・マン24時間耐久レースで優勝する事が目標なので、物語はそこまでフルバースト。胸熱なクライマックス、果たしてフォードは宿敵フェラーリに一矢報えるのか?そして車を売る事が至上命題な経営陣(副社長がもっともクソ)の慇懃無礼にチームを率いるマット・デイモンが忖度するのか、しないのか展開も併せて、王道展開!

私の中の車を使ったアクションは「フューリーロード」が絶対的王者ですが、本作も二番目、いや三番目くらいに良かったかな。何しろエンジン音が、イイ!V8!…あ、もういいですか。
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