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フォードvsフェラーリのIdeonのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
3.5
合併話を袖にされ「醜い工場で醜い車を作っていればいい」と、フェラーリからバカにされたフォードは、キャロル・シェルビーとケン・マイルズにレースカーの開発を命じ、ル・マン24時間レースでフェラーリを倒すという目標を立てたが、シェルビーとマイルズの敵はフェラーリだけでなく、フォード内部にもいたのだった…というお話。
個性を前面に出すマット・デイモンと全く役になりきってしまうクリスチャン・ベイルがそれぞれ熱演。特にクリスチャン・ベイルはオーラを消して地味なメカニック、その人になっている。実話なので、車の開発にかかるまでが少しもたついた感があったが、レース場が出てくるあたりからテンポが良くなり、ラストのレースシーンは迫力満点で手に汗握る感じである。しかし、真の見どころはレースでのフェラーリとの対決ではなく、商売第一のフォード首脳陣に喧嘩を売るシェルビーとマイルズの闘いであった。
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