That’s entertainment !
王道をしっかり押さえつつ、観客を飽きさせない演出にもストーリーにも大満足。迫力感満載のレースシーンは絶対に映画館で見るべき。次回のル・マン24時間レースは観客が増えるんじゃないだろうか?
フォード対フェラーリの対決が軸ではあるのだけど、どちらかというとキャロル・ケン陣営と副社長らフォード役員部の対立という半沢直樹的展開の方が多い。
ケンという天才肌のトラブルメーカー部下と、利益絶対主義の副社長の間に挟まれるキャロルの中間管理職ぶりは、共感(?)できるサラリーマンも多いような気がする。
クリスチャン・ベールはバイスの撮影の後本作を撮ったのだろうか?太っちょのアメリカ副大統領から、痩せ気味でコッテコテのイギリスアクセントのレーサーへの大変貌。相変わらずの役者魂に脱帽させられる。
マット・デイモンの気骨あるキャロル役も素晴らしかったです。
2020年序盤からとてもいい映画を観た。大大大満足。