しろやぎ

フォードvsフェラーリのしろやぎのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
3.5
クリスチャン・ベイルが、直球勝負で破天荒なイケオジを演じていて◎。
マット・デイモンは、役作りで?ちょっと歳取った感じがしたけど安定の演技で○。男の涙に弱いんです自分(笑)

主演のふたりをはじめ、車に対する情熱を持った人たちがぶつかり合ったり、一丸となったりといったドラマの部分にムネアツでした。特に車&カーレース好きではない自分でも、十分に楽しめました。
アクセルやクラッチ、ギア(ミッション?)の操作の映像と、クリスチャン・ベイルの表情と、車同士のせめぎあいの映像とが相まって、とても臨場感があり『本気の勝負』を感じられる演出になっていたと感じました。レーシングカーの世界、いいじゃん!と素直に思える。

紅一点の奥様、カトリーナ・バルフさんと、子供のノア・ジュプ君。ふたりともとってもチャーミングで、終始ガソリンまみれの男臭い世界(笑)の中で、癒しポジションを見事に演じてくれていました。
奥様。大のおとな二人の殴り合いのケンカを、涼しい顔で且つ愛をもって見届けるシーン。旦那には自分を偽ってほしくない、嘘はつかないで欲しいと、レーサー顔負けのドラテクをかますシーン。どっちも最高かよ!!
ノア君。夜更かしして夢中でラジオ聞いたり、レーシングコースを手作りしたり。車のこともお父さんのことも大好きなんだなーって伝わってきて、カワイイ100点満点。

あとは、フォードの二世社長役トレイシー・レッツさんがいい味出してました☆
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