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フォードvsフェラーリのKazeShingoのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.2
 1960年代、ルマン24h耐久レースで常勝であったフェラーリにフォードが挑んだ胆力に満ちたムービー。

 自動車販売のテコ入れにフランスで行われるルマン耐久レースで勝つことを渇望したフォードのアイアコッカは、フェラーリの買収を試みるが失敗する。そこで自社エンジンを提供して、アストンマーチンで優勝経験のあるキャロル•シェルビー(マット•デイモン)にレースチームを託す。

 お気に入りシーンは、レース速度でコーナー進入時の競合いのサイドバイサイドから、突然のエンジンブローで隣のマシンがスピンして一気に後方に飛んで行くシーン。心の中で、おおっ、スゲェ!と痺れてしまいました。

 因みに、開発されたマシンの車高が40インチしかないのに驚いた事から、GT40と呼ばれるらしい。また、マシン開発の途中、エンジンパワーを求めて4Lから7Lに載せ換えしたのにはさすがに、そんなのありか!と笑った。

 1960年代は技術の進歩が大きくて、レースでマシンを開発する夢や憧れがあった時代だと思う。今の車は電子部品ばかりで、便利だがつまらないなと思ったりする。
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