このレビューはネタバレを含みます
フランク・ハーバートが1965年に発表した「Dune 砂の惑星」は、ヒッピーやカウンターカルチャーが沸騰していたあの時代に、何故にこの壮大な宇宙戯曲が描けたのか?
彼が自身で調べた膨大な資料を元に生み出したこの物語は後々様々な作品達に影響を与えて来たのは言うまでもない。
リンチの世界観も割と好きだったが、ドゥニ・ディルヌーヴの原作に忠実に描かれた本作、(若干オリジナルテイストもあるが)には更なる賞賛を与えたい。
特に原作と違う部分Dr.カインズが女性になっていたのも、今回の映画では主人公の母ジェシカを筆頭に今後も登場する「女性達」がキーパーソンになっているのだろう。
ポールにとって、ジェシカは母であり師匠でもある事が映画の後半に色濃く出ている。そして、最後に出会うチェイニーも後々、、、。
原作を読んでいる貴兄には余分な話しだが、未見の人がいると思うので、このへんにしときましょう。
パート2も楽しみだが、本も読み応えあって良いですよ。