ロアー

DUNE/デューン 砂の惑星のロアーのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.6
SWは大好きだけどSFは苦手!という自称SF嫌いなのに、ザ・SFと言っても過言じゃない「DUNE」を観てきました。

【私がSFを苦手とする理由】
・独自の惑星が出てくる
・独自の種族が出てくる
・独自の武器が出てくる
・独自の乗り物が出てくる
・独自の食べ物や鉱物が出てくる

つまり独自の設定が苦手ってことなんですけど、これって全部SWにも当てはまるよね?ていうツッコミはナシでお願いしますw

とにかくSFへの苦手意識が強すぎるので、普段はすぐ設定において行かれがちだけど、この映画は設定もストーリーも分かりやすくて、与えられた情報をちゃんと理解しながら最後まで観ることができたのでほっとしました。
「ナウシカ」っぽさを感じたので「ナウシカ」が好きな人は中々ハマりそうな世界観。観ながらそうじゃないかと思っていたら、やっぱり「ナウシカ」に影響を与えた作品なんですね。工学系のマニアが好きそうなフォルムの乗り物も出てきて、何故かマニアじゃない私までテンション上がりました。

オシャラメ君も公爵の息子という役どころにぴったりはまっていて、画面に映る度、つくづく”美少年”って言葉をそのまま体現した存在だよな~って思いました。だがしかし、私には刺さらない。
私に刺さるのは、オシャラメ君のパパ役だったアイザックやモモアと言った濃い顔族の方々です。

事前に「DUNE」のモモアはいいぞ!って、いろんな方が教えてくれたんですけど、何だアレめちゃ良かった、ホント、めっちゃ良、良い、良いぞ(落ち着け)。「何このモモア~最高~!」って思った直後にもっかい「ぎゃ~なんだこれホントマジでモモア~最高~!」ってシーンがあったね。めちゃくちゃかっこよかったね。

アイザックは(案の定)出番が少な目だったものの、地位が高いのに自ら前線で行動するキャラって好きだし、男爵が悪趣味で下劣だったおかげでサービスシーンもあって満足でした。コイツ最低大嫌いって思ってるけど、そこだけは男爵に感謝します。

後は何かあったかな~あ、SF以外にも苦手な要素があったんでした。

何故か私、映画でゲロ吐き見るのは別に大丈夫なのに、ツバ吐きはダメなんですよね。ツバ吐きシーンでうわぁ~ってなって、一瞬心が折れそうでした。

それに近い感覚で保水スーツの設定も苦手。エコには関心があるのに、自分が使ったシャワーの水を飲料水として再利用っていう感じのは全面的に無理。
多分、自分が体臭強めで不潔なのを知ってるから嫌悪感が激しいんだろうな。

でもオシャラメ君の体液からろ過されたお水はきっと、桃の天然水みたいに爽やかで甘そうですよね。レベッカ・ファーガソンからはエビアンが出てきそうだし、モモアはなんかちょと塩気ありそうなので、電解質を含んだアクエリアスが抽出されそう(アクアマンだからか?)。ろ過されたお水をどうしても飲まなきゃいけないなら、自分のよりオシャラメ君の桃の天然水がいいな。

何故か私の苦手を知ってもらうための感想みたいになっちゃったけど、なかなか面白かったし次回作も劇場に観に行く予定です。
そもそもこれが2部作っていうのも公開直前まで知らなかったくらいなんですけど、この1作目ではゼンデイヤの出番がまだまだこれからって感じだったので(「ライラの冒険」におけるダニクレ並みのこれから感)、無事に続編の制作が決定して良かったと思います。

MEMO---
・もう昼の上映回がこれしかなくて4DX吹替で観てきたけど、やっぱり別に4DXじゃなくても良い感じだったな。ただ、ソプターの乗り心地は中々。あと、スパイスの匂いのつもりなのか、風が吹いて砂が舞うと甘い香りがして、、、え~その効果要らなくない?
・吹替だと”ボイス”が水鏡のシーンのガラドリエルみたいな声だったけど、英語の声もあんな感じなの?
ロアー

ロアー