ガラムマサラ

DUNE/デューン 砂の惑星のガラムマサラのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.8
ドが点く王道スペースオペラ。
バーフバリのようでコードギアスのようでキングダムのようで……ボイスとかいうのもあるしやっぱりコードギアスかもしれない。
それぐらい超王道。

しかし突き詰めた王道プロットに映像美で装飾を重ねるとなんだか新たな世界への扉が開けた感じがします。

原作はそれなりに古いらしいですけど原作の設定そのままなら当時としてはかなり外連味溢れていたんじゃなかろうか……?あの身体の表面に纏うバリアとか、ゆっくりした物理的接触なら貫通できるとか、他人に自在に命令できるボイス等etc.……ひぇ、面白い設定だこと。


監督が監督なだけに砂の惑星の映像がほんとに見事。
もっとマッドマックスみたいなカッピカピに乾いた荒野と砂漠かなぁと思っていたら全然。
どことなく幻想的ですらある砂の大地。観光目的なら全然アリ。


そんな惑星で繰り広げられる一大叙事詩の一端は今後のさらに大きな戦いを予感させてくれる締め括りで……あ、これシリーズ化前提の作品だったんですね?