このレビューはネタバレを含みます
名家であるアトレイデス家は皇帝の命を受け、宇宙で最も価値のあるとされる物質「メランジ」の供給および管理を任される。
しかしそれは皇帝による罠であり、それを知りつつも主人公ポールの父であるレトは家族と信頼する部下たちと共に砂漠の惑星デューンへと降り立つ。案の定大変なことになるお話。
名作SF小説として名高い「デューン砂の惑星」を再映像化
有名にも関わらず読んだことがなく、デヴィッド・リンチの作品だけしか観ていないのでなんとなくしか分かりませんが本作はとても面白かったです。
映像やお話運びはまあ監督っぽいなぁといった感じで相変わらずのクオリティで最後までちゃんと観れましたが、観る限りだいぶ序盤も序盤みたいなのでこのまま完走できるか気になるところではあります。
起承転結の起をここまでじっくり映像化しているのは中々ないので
人によってはチュートリアルまでだったことにがっかりしそうではありますが、捉え方によってはその世界観と出てくる用語、キャラクターの関係性などを丁寧に描いているので長い目で見ることが肝要な作品だと思います。
個人的にはジェイソン・モモア演じる主君に忠実で主人公の兄貴分でもある筋肉モリモリマッチョマンのダンカンはドンピシャなキャラでした。
特にティモシー・シャラメ演じるポールがいつもダンカンにキャッキャッと駆け寄るところはニヤニヤポイント。
それだけに途中退場は悲しいです。
次作をワクワクしながら待つことはありませんが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は信頼できる方なのでパート2が公開されたら是非鑑賞しようと思います。