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DUNE/デューン 砂の惑星のnkのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
2.9
IMAXで観たということもあって映像とか音の迫力はすごかったけど、物語としては全然楽しめなかったなぁと。面白くなかった。

まず、ポールをはじめとした主要人物が暗すぎる。
ずっと陰鬱で、暗いから好きになれない。

母親も若く見えるから親子に思えないし、父親の死がこのPart1の大きなカタルシスなのかもしれないけれど、父と子の関係性というか、結びつきの強さみたいなものがあまり描かれてないからか、あまりグッと来なかった。

この壮大な世界観のストーリーということもあり、設定の説明台詞が多くなるのはどうしても仕方ないけれど、にしても人物同士の会話がつまらない。

その辺り、スターウォーズは主要人物一人ひとりが個性的で、最初のPartⅣから面白かったし、魅力的だったなぁと。

悪役のハルコンネンたちも、ただハゲの悪そうなやつって感じで好きになれなかった。

あと、思わせぶりの預言めいた言葉も多すぎて、何が大事な言葉なのかもわかりにくい。

Part2への伏線なのかもしれないけれど、もうちょっとPart1単体でのストーリーの面白さを出せなかったのかなぁと。

ただ世界観を説明して、父親が死んで、新しい仲間たちと再び歩み始めるっていう1時間あったら終わるようなストーリーを、ゆったり2時間半かけて見せられたというのも、退屈に思えた要因なのかなぁ、と。
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