これはすごい!!
マジで、すごく面白くないです!!
映画ですから、いろんなシーンがあって、
シーンとシーンがつながってストーリーを描いていますが、
なんと、全てのシーンが面白くない。
全てのシーンがオチがなくて、ダラダラしています。
どうしてかというと、
全てのシーンがDUNEの世界観を楽しむための知識を、
観客に伝えるための解説のようになっているからです。
面白さレベルは取扱説明書レベルです。
これがDUNEの世界観ですよ!とシーンを重ねていますが、
分厚い取扱説明書を無理矢理読まされている気分です。
途中で、ウトウト眠りました。
とにかく、テンポが悪く、圧倒的にスピード感がない。
人間模様や心理は一切ありません。
それなのに全くスピード感がなく、観るものを眠りにいざないます。
この映画の評価が高いのは、
ウトウト眠った人たちが、
よく評価できず、辛口評価をつけるのも躊躇われて
とりあえず星4くらいをつけてしまった結果ということではないでしょうか。
色々なSFに影響を与えた作品だと、きいていますが、
逆に言えば、その後の色々な作品を体験済みの観客にとっては、
観ているこちらが恥ずかしくなるくらいの
手垢のついた設定とストーリーです。
どっちがオリジナルとか言うよりも、
いま、この時代に、この作品をリメイクするなら
それなりのエンターテイメントに仕上げて欲しかった。
オリジナルをリスペクトするあまり
オリジナル作品の取扱説明書を作ってしまった感じでしょうか。
100分くらいかけて、取扱説明書を読まさせた後、
後半は、少しストーリーが動くのですが、
相変わらず、各シーンにスピード感がなく退屈。
映像やCGを頑張りました!
というのは理解しますが、
感動もワクワクもハラハラもありません。
おそらく、出演している俳優陣でさえも
今、自分がなにをやらされているのか
設定やストーリーを理解できないままに演じているのではないでしょうか。
早く終われ!と願いながら観ておりましたが、
いきなり終わって、
「えっ!?ここで終わりかよ!?」
という終わり方でした。