Fory

ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのForyのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

前評判を聞いての鑑賞。
ドラクエ5をどう映像化したのかは見終わった後はどうでもよく、やはりそのオチが問題。さらに言えばあのメタなオチ自体にはそこまで不満はなく、突然ではあるけどドラクエというゲームを映画化する上での解のひとつという意味では納得すら出来る。
不満なのはそのオチに込められた制作側のメッセージ。

「ゲームって無駄だし、子どもの遊びだし、そんなの卒業して大人になれよ」
というラスボスに対して主人公が、
「そんなことない。ゲームの中での出会いはかけがえのないもので、自分の人生にとって決して無駄ではない」と答え、ラスボスを倒す。
つまり「ゲームってそんな悪くないよ」というメッセージの映画。

…いつの時代の映画だろう?
それが今のこの時代にゲームを楽しんでいる人たちへのメッセージなのか?良いこと言ったつもりなのか?

「ゲームは悪と見られているがそうではない」というメッセージ自体が前時代的だし、そもそもこちとら無駄だろうが、時間の浪費だろうが、楽しいからゲームで遊んでいる。純粋に楽しんでいる人に対して「ゲームってそんな悪くないよ」と言われても「…はい?(怒)」としかいいようがない。

2人の花嫁は可愛く、バギクロスは良かった。
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