ひろさん

在りし日の歌のひろさんのレビュー・感想・評価

在りし日の歌(2019年製作の映画)
4.3
「在りし日の歌」というタイトルが付けられたのは、劇中で「蛍の光」が節目節目で歌われるからだが、原題の「地久天長(とこしえに)」や英語題の「So Long, My Son」もこの映画の内容を良く表している。
1980年代から2010年代の30年間に起こった中国国内の変化を、時間軸にとらわれずに場面転換していくことに最初は付いて行けなかった。
また、中国の一人っ子政策や社会主義国での団体規律などの基礎知識がないと、30年の歩みを理解するのは難しい。
しかし、幸福なラストシーンまで、謎解きのようにテンポ良く話しが展開していく楽しさを、見終わってから実感した。
中国の発展した街と、昔ながらに変わらない街の姿を見るのも興味深かった。
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