トラえもん

赤い闇 スターリンの冷たい大地でのトラえもんのレビュー・感想・評価

3.9
なかなか見応えがありました。。
事実を求め、奮闘するジャーナリストのお話です。
英国・ウクライナ・ポーランドの合作です。

1930年代の大恐慌、各国が経済困窮で苦しむなか、当時のソビエトのみが自国の工業化の躍進と繁栄を喧伝しています。
ただ、果たしてそのための資金は一体どこから?疑問を持ったジャーナリストのガレスは単身モスクワへ。
そのモスクワでは、ピュリッツァー賞を受賞したN.Y.タイムズの記者デュランディが待っています。
誰もが事実を隠すなか、ガレスは一人ウクライナに。。

史実であるウクライナのホロモドール(人為的な飢餓)の惨劇をベースに人の尊厳と大義を守るための嘘を描いています。

「食べるものはなく、寝るところもない。隣人は狂い、最後には・・・」
子供たちの唄と映像がきつく心に残ってます。
トラえもん

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