槌

赤い闇 スターリンの冷たい大地での槌のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤、終盤のポリカティルサスペンスな風味に対して、中盤のウクライナでの描写における悲痛なまでの静けさが本当に恐ろしい。
ホロドモールという史実についての表現としては控えめではあるけれど、半ばモノクロと化した生命の息吹を感じない大地の寒々しさそのものが残酷でグロテスク。

こんなとこ絶対に行きたくねぇと改めて思わせてくれる、戦争映画はこうでなくてはならない。

2022年27本目
槌