みちゃまる

赤い闇 スターリンの冷たい大地でのみちゃまるのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ウクライナで起こったスターリン政権による人為的な大飢饉である、ホロドモール。決死の取材でホロドモールを告発した英国人ジャーナリスト・ガレス・ジョーンズの実話ベースの作品。
ホロドモ―ルを扱った作品は珍しい。元々気になっていた作品ではあったけど、やっと見放題に来たので早速鑑賞。先日「人間の境界」を見て衝撃を受けたが、同じ監督だったとは。
ウクライナがいかに歴史の波に揉まれ続けてきたかを改めて知る。ソ連が行っていたことは、ナチスが行っていたことと何か違うのだろうか?「肉」を食べるシーンは言葉が出なかった…。
そしてかの国は昔も今も、やっていることは大きく変わりはないのだと感じる。都合の悪い人や事柄は全て粛清・抹消。ナワリヌイさんの事も思い出される。

ガレス・ジョーンズの最期についてはテキストのみであったけど、まさかあんな最期だとは。
ペンは剣よりも強くあってほしい。
みちゃまる

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