ガルベス

赤い闇 スターリンの冷たい大地でのガルベスのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」を鑑賞。
世界恐慌の嵐が吹き荒れる各国の中、スターリン統治下のソ連だけは繁栄を極めていた。
その謎を解こうと1人の英国人記者がモスクワへ渡航。調べを進めていくうちに手がかりがあるとされるウクライナ行きの汽車に乗り込むのだが、待ち受けていたのは地獄のような光景だった。

ジャーナリストとしての嗅覚を働かせ一大スクープを目の当たりにするのだが孤立し報われぬ様が嘆かわしい。
それとは対照的に不正を見逃すと同時に利益を享受し出世し功なり名を遂げていく男が森友問題の時の佐川理財局長(当時)みたいで苛立たされた。

貧窮が度を越えるとあんなこともしてしまうんだな、と言うキツいシーンもありシリアスかつ思考を余儀なくされる良作だった。
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