このレビューはネタバレを含みます
邦題から感じられるハートフルな印象からは程遠く終始重苦しい雰囲気だった。
暴力夫のもとから息子を連れて夜逃げしたクララ、保護してくれる施設があるだろうになぜニューヨークへ?とか計画性なく家を出て盗みを働くの?とかいろいろ思うことはあったけど、警官である夫に見つかるのが早すぎて逃げるだけで必死だったのかなと。
そんなクララたちに手を差し伸べる優しい人々。彼らもまた報われない日々を過ごしている。深く詮索せず見守るマーク、ひたすら他人のために働くアリスが特に素敵だった。皆がそれぞれ報われるラストもよかったな。
出番は少なかったけど、ビル・ナイやっぱかっこいいよねー!