りゅう

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカのりゅうのレビュー・感想・評価

3.3
殺人鬼の部屋の中の汚さ。
それと対比するかのように、
街並みはオシャレでカラフルに映される。

殺人鬼の雰囲気は感情移入できる。ともすると、「自分もこのように殺人を犯すのではないか」と考えさせられる。
彼は自分に魅力がないことを自覚している。そのため、飲み屋では常に醜女に声をかける。
その醜女が気に食わない態度をとると「俺はお前で妥協しているんだ」という怒りが湧き上がり殺してしまうのだ。

また、殺し方もかなり不器用。
鮮やかではなく、全身全霊でぎこちなく殺すのである。
りゅう

りゅう