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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカの23のレビュー・感想・評価

5.0
フリッツ・ホンカとその他の登場人物全員、もうどうにでもなれ…みたいな顔しているようで実は全然人生諦めきれてない故の悲壮感が凄い。あっち側の世界との狭間をうろうろする少年少女のパートには「まだ間に合うぞ」という、これからの人生の分岐点でグラついてる危うさが、もうどうしようもない人間達との対比になっていて、それが申し訳程度に華を添える形になっているのが良い。
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