このレビューはネタバレを含みます
Filmarks試写会で鑑賞しました。
普段はあまり好まないジャンルの映画ですが、ファティ・アキン監督作品なのでもちろん鑑賞。
好きかと言われると難しいのですが、すごく面白かったです。さすがファティ・アキン監督。どうしてこういうテイストの映画を?と疑問だった部分も、よくわかりました。
たんたんと日常を描き、必要以上にドラマティックな展開や起承転結をおかないことで、ホンカや被害者女性、バーに集う人たちがリアルで、普段見てみないふりをして生きている、社会のその部分に目を向けさせられる感じ。
だんだんとホンカの部屋に増えていく消臭剤の木が流れる月日を象徴していて怖かったです。
シリアルキラーものですが、怖さや気持ち悪さを求めて見る映画とは違うかなと思います。