にっしー

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカのにっしーのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ベルリンは晴れているか」を読了、ドイツに気持ちがいっていたので…

グロテスクだし、不快感も気持ち悪さも、ものすごくあるのだけれど、不思議な事に後味がそんなに悪く感じなかった(・・?)
が、画面を見てるだけでも怖気を感じる程の汚さ!
さすがに夕食に肉は食えん!
だし、もう一回みるのはご免!
(……やっぱりダメージ受けてる……😓)

なんというか、場面に不似合いな位、ポップな曲が終始流れていて、
生物の観察記録を見てるみたいな感じ?
ちゃんと、ラストでは捕まってるし

実話だそうで、やった事はもちろん胸糞で許される事ではないし、放っておいたらもっと被害者が出ていたはずで、とんでもないろくでなし!許されん!と思う

が、殺人を嬉々としてやってるようには見えなくて、計画性なし、その場の感情でわーっとやってしまって行き当たりばったり、死体の始末にも困って物入れに放置、悪臭だだもれ、でもまた繰り返す、、、
バカなのか…?  と、性欲強すぎ!😓

映画でも少し触れていたけど、ホンカは戦後の混乱の中で幸福とは程遠い生い立ちだったらしいし、あんなアホみたいな怪物を生み出してしまったのは、環境も時代も影響があるのか…っていう部分には興味ある
とはいえ、同じ様な育ちでも犯罪者になんてならない人が大多数だから、庇う余地なんて当然ないのだけれど

ドイツも第二次世界大戦の敗戦国で、この映画の舞台の70年代は戦後の混乱期
売春婦やホームレスのおばさん達は、平和な世の中だったら、旦那さんと普通に暮らしていたのだろう…気の毒でならない…

エンドロールに本人や被害者やホンカの部屋や建物の写真が出てきて、ホントにそっくりですごかった!
と、ホンカ役の俳優、ヨナス・ダスラーが素顔すごい美形!ビックリ🫢
にっしー

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