「もしも世界から"ビートルズ"が消えたら」
っていう、音楽をやっている少年なら誰しも考え、妄想したことがある映画。
寝る前に想像するよね?「あの名作を俺が産んだことにならないかなぁ」「あのバンドが今の世界に存在しなかったらどうしよう」って。
その妄想がリアルに描かれている作品。
これはビートルズだけじゃなくその時代を走ってたアーティスト全てに言えるけど、昔はSNSはおろかケータイもない時代に楽器だけで観衆を楽しませてた。
だけど今ではアーティストのライブでもケータイで撮影、YouTubeとかの動画配信でも観れる。「残しておける」ようにはなったし、楽しみ方は人それぞれだけど、昔の方がその場に行かなきゃ感じれない「濃い」楽しみ方だったのかなと。
昔のミュージシャンの映像とか観ると、勿論金の為でもあるけど、それ以上に本気で音を楽しんでるなぁって伝わる。正直音楽はオナニーでもいいんだとさえも感じるもん。
そんな今の時代と昔の時代のギャップのせいで、
あんなに凄かったビートルズが現代だと劣化してしまう感が劇中でヒシヒシとつたわった。正直仕方ない。多分自分が主人公でも伝えるに伝えられないと思う。
それはその時代を肌で感じないと創れないからじゃない?完璧に曲は再現できても、その曲からその時代のすべては再現出来ない。
劇中にもそう感じる主人公の葛藤がうまく描写されてた。
ビートルズやストーンズを生で聴いたことあるわけでも、プロのミュージシャンでもないただの音楽やってただけの凡人がこんなこと言ってすみません。このゴミみたいな文章から伝わって欲しいな〜〜俺の気持ち〜〜
とにかく生まれる時代、間違えた〜〜〜〜