「幸せに生きるためには、好きな女に愛を伝えろ。そして、ウソをつかないことだ」
とても好きなテイストの映画！全体を通してジメジメせず爽快に観ることができた。それぞれのカットや場所で、絵面がほんとに綺麗！とくにジャックがレノンに会いに行った、あのシーンはほんとうに綺麗だった。穏やかな海と小さな小屋。そこでレノンの言葉も素敵(実の世界でレノンは亡くなっているからパラレルワールド？)
もし、もしレノンが生きていたなら、こうやって穏やかな生活ができていたらいいな。
個人的にこの映画は世界中で活躍している芸能人に見て欲しいかも！笑
昔は売れたくて売れたくて、売れることが夢で、小さな会場ではるか舞台を夢見て、それしか追いかけてこなかったけど。でも実際売れてみると、自分が思っているより「複雑」な大人の事情がいっぱいある。金、名声、プライド…自分の歌をみんなに聞かせたい、その一心で走り続けていたはずなのに、いつの間にか周りの環境が、親友が、色々なものが変わっていく。自由な恋愛もできない。そんな心のジレンマが上手に描かれている。世界で活躍している音楽家にも共通する心情があるのではないかな、と。(ジャックの場合は事情が少し違うから余計後ろめたい気持ちはあるんだろうけれど…)
でもやっぱり大きい会場のど真ん中に自分が立って、会場を湧かせる曲が歌える幸せと充実は計り知れない！！！
映画ごしだし、自分が歌っている訳では無いのに、ウェンブリーの会場でみんなのスマホのライトが一斉に光る様子を舞台から見ると、ほんとうに鳥肌が立つくらい美しくて、これを実際に見ている人はすごくすごく感動するんだろうな、と思った。
あとなにより映画自体が豪華！！！かの有名なビートルズの曲を多用して、エド・シーランまで大胆に参加！ビートルズファンや洋楽マニアは必見の映画。
笑いもあり、感動もあり、豪華で映像も綺麗で、軽快で、素敵な映画！
