超ええかげん批評

イエスタデイの超ええかげん批評のレビュー・感想・評価

イエスタデイ(2019年製作の映画)
3.0
ビートルズ好きには見逃せない、SF設定のポップな一作。
まあまあ面白かったけど予告で観て期待した爽快さやコメディ感はさほど感じませんでした。ビートルズの楽曲を披露し賞賛を浴びながらもどことなく後ろめたさを感じつつ、商業主義に飲み込まれていくことに違和感を感じている主人公の葛藤。歌もそんなに上手じゃないし、あるバンドはいないのになんでそっちはいるの?みたいな、設定も気を遣ってたら中途半端になってしまった感が拭えない。個人的にはもっとはっちゃけて欲しかったなぁ。恋愛要素も煮え切らない2人の関係で言ってることとやってる事に一貫性がなくモヤモヤしてて…。まあそれはそれでリアリティはあるのかも。あとエドシーランも必要性を感じなかった。
ヒロインの可愛いさと、プロデューサー的な女ボスのハマり度合いは良かった。
全体的には優しい世界観でホッコリできます。